りれるデス。
収益の柱でもあるメインブログですが、収益こそ増えていますがアクセス数は激減しまして、今や30万PVちょっとまで減少。
これまで上位表示されていた記事が軒並み10位以下に落ちたのが原因で、なぜ評価が落ちたのか?ずっと悩んでいたんです。
色々考えた結果、ページスピードが重要視されるようになってから少しづつ落ち始めたことがわかり、表示速度の改善に取り組み始めましたので共有します。
運営歴:現在のドメインで3年、ドメイン変更前を含めると5年
記事数:400記事を削除したので現在は約800記事
アクセス:2019年までは100万PV前後、2020年から減少しはじめ2020年12月は30万PV
ジャンル:YMYLに関わるテーマ
SEO対策:ホワイトハットのみ
広告:SSP(広告配信サービス)
SEO対策においてページスピードが重要に
2018年に「スピードアップデート」が導入され、表示速度がランキング要因の指標の1つになりました。
2018年、2019年頃はほとんど影響を受けなかったので、「コンテンツさえしっかりしていれば問題なし!」と思って放置していたのですがこれが失敗。
また、2021年5月からは更に深堀りされてコアウェブバイタルがランキング要因として重要になるということで、これ以上のアクセス減はシャレにならん!と取り組みを始めようと思った次第です。
結論から言うと、まだ途中ではありますが、ページスピードインサイト(Googleが提供してくれている表示速度チェックツール)上では大幅な改善が出来ました。
また、それが対策を行った結果なのかはハッキリ言えませんが、今月は1日あたりのPV数が前月の120%前後に上昇。
表示速度に悩んでいる方がいましたら参考にどうぞ。
対策前のメインブログ

アクセス:2020年12月9,000PV~11,000PV/1日
ページスピード:モバイル24点
ブロガー仲間と飲んでいるときにページスピードの話をしまして、そのときに良くそれで100万PV行きましたね(汗)と言われたのを覚えています。
つまり、SEOにしっかり取り組んでいる人からすると「相当に良くない状態」ということ。
その時はそこまでアクセスも減ってなかったので、笑って済ましてしまったんですが、もう少し真剣に聞いていれば良かったです。
対策後のメインブログ

アクセス:11,000PV~13,000PV/1日
ページスピード:モバイル86点
2020年12月はトータル30万PV割りませんでしたが、ほんとギリギリで、デイリー10,000届かない日もチラホラ。
対策後はデイリー12,000前後で推移、まだまだ全盛期のアクセス数にはほど遠いですが、少し兆しが見えた感じです。
正直アクセスが増えた要因は掴めてませんが、少なくとも以前に比べて、ページスピードアップデートの影響を受けにくくなったと思われますのでやって良かったと思っています。
記事ページの改善が課題

トップページは合格ラインまで改善出来ましたが、メインの記事ページがまだまだ不合格(汗)
これは後述してありますが、導入しているSSP広告による影響が大きく、広告を外した状態だと80点と出たので仕方ない部分でもあります。
おそらくアドセンスの自動広告なんかを使っている人も同じようになってしまっているんじゃないでしょうか。
広告の読み込みがやたらと時間掛かってまして、調べる時間帯によっては4秒以上掛かってるときも。
ただ、アフィリエイトだけでは収益を賄いきれないのも事実なので、外すわけにはいかないんです。
この部分についても一応対策を講じてますが、この部分は真似できない可能性もあるのでご了承ください。
AMPページはギリギリOKラインに

AMPページはなんとか合格ラインに!
私のメインブログでインデックスされている記事のほとんどはAMP化されたページなので、一応こっちも調べておきました。
すると、なんとか合格ラインに達していたので、とりあえず安心しました。
AMPのほうも例に漏れず広告貼りまくりなので、今後の検証としては数を減らすことで変化があるのか?ってことですね。
減らすことで少しでも数値が変わるようであれば改善の余地があるので助かるんですが・・・。
これについては試したあとに【追記】として記載しておきます。
「海外SEO情報ブログ」さんによると、AMPページはAMPページ単体でランキング要素を持っているとのことだったので、最悪こっちで合格していれば良いのかな?
ページスピード対策で実施したこと7つ
メインブログで行った対策内容についてご紹介していきます。
ただ、ぶっちゃけると、9割はテーマを変更したことによる恩恵なんですよね。
ともあれ、テーマを○○に買えたぜ!以上。
では、身も蓋もないので、対策としてやったことをご紹介していきます。
7つって微妙な数ですが、あなたのブログでも出来ることはありますので、参考になれば幸いです。
01 ブログテーマを変更
メインブログとこのブログでも「emanon」という有料テーマを使っていました。
LP機能が気に入って買った有料テーマで、ページスピード対策はある程度されているものの、結果は冒頭お見せしたとおり。
ということで、今回のメインブログのテーマ変更で重要視したのはページスピードへの対策で、候補として挙げたのは有料テーマの「SWELL」、無料テーマの「Luxeritas」「cocoon」の3つです。
世の中には有り難い記事を書いてくれている人がいて、各テーマを実際に使ってページスピードを計測してくれている人とかがいるんですよね。
で、いくつかその手の記事を読んだ結果、まず無料テーマの2つが候補として挙がり、SWELLはLuxeritasやcocoonよりも早い!と書いている人がいたので候補として検討することにしました。
紹介している人のブログを計測した結果「cocoon」に決定
各テーマを押している人のブログのページスピードを調べていったんですよ。
全てを調べたわけではありませんが、cocoonとLuxeritasを勧めているブログは爆速の人が多かったです。
どっちにしようか迷いましたが、Luxeritasは別のブログで使っているので、違うテーマを使ってみたかったんです。
あとは、デザインのしやすさなどから最終的にcocoonを選びました。
SWELLはちょっと残念な結果に
SWELLをゴリ押ししている人を調べたら、8点とか15点とかがザラにいる・・・。
しかもトップページでそれですからね、完全に信憑性なしでした。
中には素晴らしい数値を出している人もいるんでしょうけど、残念ながらそ探し当てられなかったので候補から外しました。
SWELLはテーマ購入者がそのままアフィリエイトできるようになっているので、ことページスピードについては信用できる情報が少なかった、という結果になりました。
02 プラグインをがっつり外す
cocoonにはテーマのデフォルトで、「目次」や「人気記事」などプラグインを使っていた機能が標準で備わっている為、これらのプラグインを一気に削除しました。
テーマ変更前は、30個近くのプラグインを入れてましたが、これが10個になってだいぶスッキリ。
この作業によって、プラグイン同士の干渉による不具合も減りますし、プラグインによる読み込み遅延なども解消されるので、だいぶ効果があったと思います。
cocoonで本当に必要そうなプラグインは全部で4つ、あとはCSSを駆使すれば無くても運営できちゃうんですから凄いです。
cocoonに必要なプラグインは4つだけ
- Akismet Anti-Spam
- Broken Link Checker
- Contact Form 7
- WP Multibyte Patch
サイトマップや目次、キャッシュ関連、人気記事、更にはAMPプラグインまで要らないって凄いですよね。
アコーディオンとか表作成とかも出来ちゃうので、とことんプラグインを減らすことが出来ます。
03 プラグインを作ってもらう
メインブログにはどうしても必須の機能(年齢認証)がありまして、これをプラグインで実装していたんですが、これがページスピードに大きな影響を与えていました。
当然このプラグインも外したかったのですが、いかんせん代わりが見つからず、最終的にはプロにお願いすることにしました。
費用は3万円、かなり軽量に作ってくれたので、実装後もページスピードにはまったく影響なく作動しています。
当初はスクリプトなどをテーマに追加する予定だったんですが、プラグインでもほぼ影響のない仕様ということで、プラグイン化してもらいました。
プロにお願いするときはランサーズなどがオススメですよ。

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04 画像を徹底的に軽くする
ページスピード対策の1つとして、画像の軽量化は定番中の定番。
アップロードする際に軽くした画像ファイルにするのは必須ですが、私のように何年も運営していると過去に使用した画像全てに対処するのは不可能に近いです。
色々なプラグインが出回っていますが、私が使っているのは「WP SMUSH」の有料版。
既にアップロードされている画像全てを一括で圧縮してくれるだけでなく、有料版だとCDNから配信してくれたり、Webp形式に変換してくれたりします。
画像についてのエラーが9割消えたのはこのプラグインのお陰です。

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05 不要なデザインは使用しない
cocoonにもSWELLほどではないですが、様々な装飾機能が備わっています。
これを極力使わないようにして、シンプルなトップページ、記事ページにしました。
特にcocoonにはスキンという機能があって、そのテーマに○○スキンを適用するとガラッと雰囲気を変えられる便利なヤツ。
ただスキンはCSSの容量も大きく、軽量化には不要と判断したので使ってません。
他にも投稿記事用のカルーセル表示や、おすすめカード機能など、結構カスタマイズできる機能があるんですけどね。
併せて、色々カスタマイズ用に追記したCSSもバッサリなくして、極力デフォルトの設定を活かしてCSSで微調整するようにしてます。
06 配信プラットフォームと交渉
アドセンスの自動広告などを使っている人だと経験あると思うんですが、実はあれって凄くページスピードを悪化させるんですよね。
私の利用しているSSPも同様で、記事ページが極端に数値が悪いのは広告のせいであることがわかりました。
そこで、配信プラットフォームの会社さんに、不要な提携先を読み込まないように出来ないか打診中です。
直で配信プラットフォームの会社に担当さんがいるからできることですが、これが上手くいけば記事ページでもページスピードが大幅に改善されるハズなので、なんとか頑張ってもらいたいところです。
こればっかりは私ではどうすることも出来ないので、担当さんにお任せするしかありません。
07 全記事リライト・スタート
Gutenberg(グーテンベルグ)は嫌いだったんですが、メインブログのほうは完全に移行させました。
テーマを変更するとそのテーマ特有のタグやショートコードが残ってしまっているので、これを全て修正すべくリライトを開始。
さすがに全記事を終えるのは当分掛かると思いますが、毎日5記事分くらいをリライトしてます。
リライトする記事は、サーチコンソールでアクセス順に一覧を抽出して、上から順に実施。
アクセスが増えたのはリライト作業の効果も大きいと思っています。
メインブログのページスピード改善まとめ
正直、ブログテーマってどれを買ってもそれなりの対策をしてくれているので、テーマなんてどれを使っても同じだろうと思ってましたが全然違いました。
まず驚いたのが、対策前にページスピードインサイトで表示されていた改善項目のほとんどが、テーマを「cocoon」に変えただけで解消されたというのが凄かったです。
気が向いたら「cocoon」の紹介記事でも書こうかと思ってますが、いかんせん、このブログでは使う予定はないんですよね。
テーマ変更は細かい修正も含めて半端なく労力がかかるので、メインブログの修正が終わるまではやりたくないというのが本音です。
ともあれ、今回のページスピードの改善は概ね満足できる数値がでましたので、悩まれている方がいれば、できる部分から是非取り組んでみてください。
それでは今日はこの辺で、お疲れさまでした。
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