りれるです。
ワードプレスの自動更新設定をされている方の多くは、つい先日のアップデートでワードプレスが 5.6.2 (ワードプレスのバージョン)に切り替わってますよね。
このRIRERU BLOGもメインブログも、むしろ運営している全サイトが 5.6.2 に変わったのですが、メインブログのみ大変な事態になったので共有します。
メインブログだけ・・・つまりcocoonです。
今回の対策内容は「cocoon利用者向け」の内容も一部ありますので、その点はご了承ください。
コトの発端
別サイトの記事を書き終えたので、そろそろメインブログの更新でもするか・・・と「投稿」の新規追加をクリックしたんですよ。
そしたらなんと画面が真っ白(汗)
ドメイン以下何も表示されておらず、記事を書くとかそういう問題ではありません、だって真っ白なんですもん。
幸いブログそのものは表示されており、「投稿」以外のウィジェットや一般設定、外観設定などの機能は使えましたので、更新は出来ないけどブログはなんとか生きてる状態・・・。
しばらくは様子を見ても良かったんですが、企業案件の手直しの期限も迫っており、放置するわけにもいかなかったので、原因を調査することにしたんです。
ワードプレスに不具合が起きたら確認すべきこと
ワードプレスでブログを運営していると、一度は通る道・・・だと思ってます。
特に、プラグインをあれこれ入れたり、テーマを色々変えたりしていると起きやすいですね。
phpのバージョンが古かったり、MySQLのバージョンが古かったり・・・サーバー側の問題もちょいちょい。
あとはDNSサーバーに何かしらを追記したり、htaccessを編集した際に、記述を間違えたりすると即エラーを吐きます。
他にはテーマのfunction.phpを編集→記述ミスのときも起きますので注意が必要ですね。
後半の3つ(DNSサーバー、htaccess、function.php)は、編集を失敗したときはすぐになんらかの不具合が出ますので今回の話しとは別ですが、初心者だと自覚している人はまず触らないほうがいいでしょう。
確認した点その1:プラグイン
まず確認するべきは、プラグインによる不具合・・・やり方は簡単で全部「無効」化して、不具合がなくなっているかを確認してみます。
キャッシュ系のプラグインなんかを導入したりするとたまに起こるんですが、要はプラグインが干渉しあってしまい不具合を起こすことがあるんです。
過去にプラグインで真っ白になった経験はあるんですが、cocoonに切り替え設定を終えてからは一度プラグインの追加はしてません。
案の定、すべてのプラグインを無効にしても、エディターは真っ白のままでした(汗)
確認したほうが良い点その2:テーマ
これは最近ではあまりありませんが、導入しているテーマによってエラーが吐き出されるケースもあります。
この確認方法は簡単で、テーマをデフォルトテーマに変更してみるだけ(Twenty Tenとか)。
ただし、この方法は一時的であってもブログのデザインが大きく崩れるので、アクセスの多い時間帯に変更しちゃうと大変なことになります。
作業していた時間帯は結構なコアタイムだったこともあり、この方法での確認はひとまず辞めておきました。
確認した点その3:他の運営しているブログをチェック
サーバー側の設定(php、MySQL、その他設定)は、全ブログ共通の設定にしているので、念のため他のブログの状態も確認してみたんです。
すると、他のブログはブロックエディターもクラシックエディターも問題なく使えるじゃないですか。
ってことはアレですか・・・cocoon特有の不具合の可能性アリってことです。
一瞬SWELLへの移行も考えましたが、SEO面ではcocoonは外せないという判断から、このまま復旧させる方向で対応策を考えることに。
テーマを変えずに不具合を乗り切る!
今回の「投稿」追加画面が真っ白になる不具合は、私の場合はcocoonでしか起きてない為、同様の人がいないか、そして何らかの打開策を講じてないかを確認するのが手っ取り早いですよね。
cocoonは無料テーマということもあり、かなり利用者も多いので、探せばなにかしらのヒントが得られるはず。
ということで、まずはcocoonユーザーが集うフォーラムを覗いてみました。
確認した点その4:フォーラムを確認(cocoon)
SWELLにもコミュニティはありますが、cocoonのコミュニティはめちゃくちゃ活発で、有識者も多いのでかなり便利。
ここで調べてみたら幾つか似たようなケースの報告がありました。

内容は「WordPress 5.6 アップデート時のエディターの不具合」について。
どうやら 5.6.x はエディタートラブルが頻発しているらしい。
そういえば自動更新でWordPress、アップデートされてたな・・・。
確認した点その5:WordPress5.6.xで似たようなケースの人を探す
探したらあるわあるわ・・・5.6.xマジでダメじゃん(汗)
その中の対策の1つに、ブロックエディターからクラシックエディターに変えれば執筆可能という記事を見つけました。
さっそくcocoonのエディター設定で「Gutenbergエディターを有効にする」からてチェックを外してみたところ、投稿ページがようやく表示されました。
ただ、最近はブロックエディターを使う前提で調整しちゃってるので、クラシックエディターを使おうとすると結構な手間。
そこで、この対策は「最終手段」にすることにして、別の方法を模索します。
確認した点その6:いつからトラブルが起きたのか
よくよく思い出してみると、2月23日の時点では問題なかったんですが、WordPressが5.6.2にアップデートされてからエディターが真っ白になったんですよね。
cocoon側は特にアップデートしてませんし、プラグインも増やしてない。
もちろん、サーバーの設定も変えてないので、考えられるのはWordPress 5.6.2 とcocoonの現バージョンの組み合わせが悪いってこと。
それなら、WordPressのバージョンをダウングレードすれば、今まで通り使うことが出来るはず!というロジックに至ります。
ダウングレードでひとまず解決!
基本的にWordPressのアップデートは、不具合の解消だったり、惰弱性への対策だったりするので、ダウングレードというのはやらないほうが良いです。
ですが、今回の場合はcocoon×ブロックエディターが使えることを最優先に、cocoonの現バージョン×WordPress5.5.xの組み合わせが問題なかったことから、WordPress自体のバージョンを戻すことにしました。
結果としては、この方法で無事記事も書けるようになり、メインブログだけWordPressは5.5.3のまま。
また、勝手に自動更新されると困るので、自動更新も解除しておきました。
いずれにしても、cocoonそのまま、ブロックエディターも使えるようになったのでホッとしました。
ダラダラ書いてきましたが、最後にダウングレードの簡単な方法を説明して終わりたいと思います。
WordPressを簡単にダウングレードする方法
ワードプレスをダウングレードする方法は2つ。
1つは、自分で好きなバージョンのWordPressファイルをダンロードして、FTPソフトを使って任意のファイルを差し替えていく方法。
もう1つが今回紹介する方法ですが、「WP Downgrade | Specific Core Version」というプラグインを使ってダウングレードするやり方です。
1つめの方法もそれほど難しくありませんが、間違ったファイルをアップロードした瞬間にブログが消滅する可能性もあり、RIRERU BLOGでは紹介しませんのであしからず。
WP Downgrade | Specific Core Version の使い方

このプラグインをインストールすると、ワードプレスのダッシュボードメニューの「設定」内に「WP Downgrade」という文字が表示されます。

クリックすると以下のような画面が表示されますので、枠内にダウングレードしたいWordPressのバージョンを記載し、「Up- / Downgrade Core 」と書かれたボタンをクリックするだけ。
①ダウングレードしたいバージョン
②現在のバージョン
③確定ボタン
不具合対策まとめ
今回はエディターだけの不具合でしたが、まさかワードプレスのアップデートで不具合が起きるとは思ってもいませんでした。
アップデートする際にバックアップが推奨されている理由がようやくわかりましたよ。
と言ってもバックアップってどうやって取るの?って方もいらっしゃると思いますので、次回あたりはそのへんを解説してみようかな・・・。
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