りれるです。
この記事はワードプレスをインストールしたばかりの方に向けて、最初にやっておいたほうが良い初期設定について説明していきます。
内容はテーマに依存しない、まさに「初期設定」なので、これからWordPressでブログを書くぞ!と意気込んでいる方はもちろんですが、そう言えば特に設定しないで書き始めてた・・・という方がいれば、是非参考にしていただければ幸いです。
wordpressのダッシュボードメニュー「設定」についての記事です。
WordPress(ワードプレス)の初期設定
以前「ブログティップス05」で、サーバーはゲーム機本体、ワードプレスはソフト、という説明をしました。
ワードプレスをSwitchの人気ソフト「あつ森」に例えてみると、「あつ森」を最初に始めるときに「名前」を付けたり色々なコトを決めませんでしたか?
ワードプレスも同じで、「あつ森」ほどシンプルではありませんが、ゲームを始める前に(=ブログを書き始める前に)初期設定を決めないといけないんです。
今日紹介するのはそういう内容です。

初期設定では、ダッシュボードの左側にズラッと並んでいるのがメニュー項目で、その中の「設定」という項目内を設定していきます。
※テーマがSWELLなので、固有のメニュー「再利用ブロック」が表示されていますが、テーマやインストールしたプラグインによって表示される項目に違いがあります。
※Akismet Anti-Spam(アンチスパム)などはプラグインをインストールすると表示される設定項目です。
01 設定 > 一般

「一般」の項目は主にブログのタイトルやディスクリプション(説明)を入力します。
また、WordPressをhttps化させるのも「一般」で設定しますので、まだ設定が出来ていない方はやっておくと良いですよ。

①サイトタイトル
ブログのタイトルが既に入力されています。
この部分を変更すればいつでもタイトルを変更することが出来ます。
②キャッチフレーズ
ブログの簡易説明を記載する欄です。
デフォルトでは「Just another WordPress Site」と記載されていますので、まずはこれを消して80文字前後でブログについての説明を書いておきます。
③WordPress アドレス (URL)
ワードプレスをインストールした場所のこと。
④サイトアドレス (URL)
そのブログにアクセスするための場所のこと。
⑤管理者メールアドレス
サーバーからインストールする際に設定したメールアドレスが表示されています。
SSL(https)化の流れ
エックスサーバーなどで無料SSL(https)を導入しても、いざ自分のブログや管理画面のURLを見てみると、httpsから始まってない!って方、いらっしゃいませんか?
これは、サーバー側ではhttpsも使えるようにしてあるだけで、ブログ自体はhttpのままって状態なんです。
ですので、ワードプレス側から、正規のURLはhttpsから始まることを指示しなければいけません。
その設定をする項目が③と④で、この部分を「http://rireru.com」から「https://rireru.com」と入力し直すだけでOKです。
一度ログイン画面に戻されるので、そこで改めてログインし直せばOKです。一度ブログを表示させて確認しましょう。
同様に一度ログアウトさせられ再度ログインを求められますので、改めてIDとPASSを入力すればOKです。これで表示される画面も、管理画面もどちらもhttps化されます。
サーバー側でSSL(https)化の処理をしていない状態で行うとエラーとなり大変なことになりますので、まだサーバーで設定していない人は先にサーバーから設定するようにしてください。また、サーバー側でのSSL化には多少時間が掛かりますので、確実に反映してから行うようにしましょう。
http://rireru.com を https://rireru-blog.com のように勝手にドメインを変更するとエラーとなり大変なことになりますので、あくまでも http を https に変更するだけにしてください。
02 設定 > 投稿設定

この項目には、メールによる投稿を行う場合の設定と、ping送信先の設定が出来ます。
投稿設定の項目はデフォルトのままでも問題ありませんが、「おまじない」を掛けておきたい方のみ設定してください。

おまじないでは、①の「更新情報サービス」という項目のみ設定します。
これは ping(ピン) と言ってブログを更新した際に、登録しておいたサービスに「更新したよ!」という通知を送る機能のこと。
pingサーバーに対して更新通知を送るとインデックスが早まると言われていましたが、それは昔の話し。
今では特にSEOへの影響もなく、変な宛先に送信すると逆に評価を落とすとも言われてますので、よくわからなければ無視しても良い項目です。
また、その他の項目についてはデフォルトのままで問題ありません。
ping送信先
無視して良いと書いたのは、デフォルトで記載されている「http://rpc.pingomatic.com/」に ping を送ると、複数のpingサーバーに情報が送られる仕様になっているので、これ1箇所で事足りる・・・というワケです。
ただし、ブログ村などのブログランキング・サービスなどに加入する場合は別で、この入力欄に各サービスから指定された ping送り先を記載する必要があります。
その他、おまじない的に色々なpingサーバーに更新通知をしたい方は、WordPress Codex日本語版に記載されている送信先をご紹介しておきますので参考にどうぞ。
※停止しているものもあるかもしれませんのでご自身の判断で記載するようにお願いします。
http://api.my.yahoo.co.jp/RPC2
http://bulkfeeds.net/rpc
http://blog.goo.ne.jp/XMLRPC
http://blogsearch.google.co.jp/ping/RPC2
http://coreblog.org/ping/
http://ping.bloggers.jp/rpc/
http://ping.blogmura.jp/rpc/
http://ping.cocolog-nifty.com/xmlrpc
http://ping.exblog.jp/xmlrpc
http://www.blogpeople.net/ping/
03 設定 > 表示設定

トップページは一般的なブログのように「新着記事」の一覧で良いという方であれば、ほぼ設定は不要です。
SWELLのようにトップページのデザインを凝りたい人であれば、この部分の設定が必要になりますので、一応ご説明っしておきます。

①ホームページの表示
「最新の投稿」もしくは「固定ページ」のどちらかと選ぶことが出来ます。
② 1ページに表示する最大投稿数
ここの数値を変更すると、新着記事一覧、アーカイブなどのページで表示する記事の数を変更することが出来ます。
デフォルトでは10記事と設定されており、記事数が少ないうちはデフォルトのままで良いです。
③検索エンジンでの表示
なんらかの理由によりブログをGoogle検索などにインデックスさせたくないときにチェックを入れます。
逆に言うと、チェックを入れてしまうと何記事書いてもインデックスされないという事態に陥りますので、基本的には触らなくて良い項目です。
トップページをカスタマイズ(サイト型など)する場合
SWELLを利用している方の多くは、トップページをサイト型やランディングページ風(1カラム)にカスタマイズする人がいます。
このようにトップページをカスタマイズをしたい場合は、①ホームページの表示 項目で「固定ページ」を選択して、トップページ用に作った「固定ページ」を選べばOKです。
ただし、この設定を行う場合は、固定ページでトップページ用にページを作成してあることが条件ですので、ブログを始めたばかりの方であれば、最初は設定しなくても良いと思いますよ。
WordPressに慣れてきて自分でトップページのデザインが行えるようになったときに、この項目を使ってカスタマイズするのがオススメです。
04 設定 > ディスカッション

このディスカッションの項目は、主に読者さんからのコメントに関する項目を設定出来ます。
コメント付近に表示されるアバターなんかの設定も出来ますが、ぶっちゃけデフォルトのままでも最初のうちは問題ありませんが、設定しておくと良い部分もありますので参考にしてください。
ただし、全項目を説明していくとめちゃくちゃ長くなりますので要点を絞って解説します。

①デフォルトの投稿設定
1.1 投稿中からリンクしたすべてのブログへの通知を試みる
→記事内で他のブログにリンクを貼った際に「リンクを貼ったよ!」という通知をするかどうか。
②他のコメント設定
2.4 コメント投稿者が Cookie を保存できるようにする、Cookie オプトイン用チェックボックスを表示します
→この項目にチェックを入れると、コメント投稿欄に「次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。」のチェックボックスが表示されます。
③自分宛のメール通知
3.1 コメントが投稿されたとき
3.2 コメントがモデレーションのために保留されたとき
どちらも読者さんがコメントしてくれた際にメールで知らせる、という項目。モデレーションというのは、コメントが承認待ちになっているよ!ってことです。
④コメント表示条件
4.1 コメントの手動承認を必須にする
コメント荒らし対策としてチェックを入れておくことをオススメします。
⑤コメントモデレーション
→コメントを承認待ちにする設定で、コメント内のリンクの数を設定したり、特定のキーワードでフィルターをかけることも出来ます。
○コメント内で許可されないキーワード
→特定のキワードを記載しておくことで、そのキーワードが含まれたコメントを自動でゴミ箱に入れることが出来ます。
※「バカ」とか「アホ」とか「死ね」とか、そういうキーワードを記載しておくと、嫌がらせメールを見なくてすみますよ!
⑥アバター
→コメントのそばにアイコンみたいなものが表示されると思うのですが、あれの表示、非表示やどんなものを表示させるかを設定できます。
とりあえず設定しておいた方が良い項目
世の中には暇人も多くて”憂さ晴らし”で嫌がらせをしてくる輩が必ずいます。
特に検索上位の記事なんかはそういった輩の目に止まりやすく、たまーに「死ね」とか「ばか」とかを平気で書いてくるんですよ。
しかも、そういうコトをしてくるヤツに限って、メールアドレスも適当で、言い返したくても言い返すことすら出来ないんです。
そんなコメントは削除すればいいんですが、やはり一度読んでしまうとアドレナリンがどばーっと出ちゃうんですよね。
ですので、そういうコメントは見ないのに限りますので、⑤コメントモデレーションの項目と○コメント内で許可されないキーワードについては記載しておくと良いですよ。
※コメント内で許可されないキーワードの部分に番号を振り忘れてしまった為、○と記載してます、すいません(汗)
05 設定 > メディア

メディアの項目では、画像を投稿する際のサイズを予め決めておくことが出来ます。
私はどちらかと言うと、各テーマのデフォルトの設定に合わせて画像を作っていくタイプなので、特にいじることはありません。
ただし、別のテーマから引っ越しした際などは、以前のテーマの画像サイズと合わせた方が良いので、そういった場合のみ設定すると良いですよ。

サムネイル
→ブログカードなどで表示される小さい画像
中サイズ
→メディアを貼り付ける際に選択できます。
大サイズ
→メディアを貼り付ける際に選択できます。
よくわからなければデフォルトのままでどうぞ。
06 設定 > パーマリンク

パーマリンク設定では、各記事ページのURLの構造を決めることが出来ます。
何気にこの項目は超重要でして、初期設定としては必ず設定したほうが良い項目の1つ。
あとから変えると酷い目にあいますのでご注意を。

結論から言うと、パーマリンクは以下のカタチがオススメです。
カスタム構造
→ドメイン.com/%category%/%postname%/
例)https://rireru.com/blog-tips/wordpress-setting/
category=記事に設定したカテゴリーが自動で挿入されます。
postname=記事ごとに英文字を入力することが出来ます。
パーマリンクの重要性について
Google先生は以下のように述べています。
サイトのURL構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合はIDではなく意味のある単語を使用して)URLを構成できるよう、コンテンツを分類します。
Google検索セントラルより
URLはシンプルに、且つ、何を意味しているかわかるようにすると尚良し!と書かれてますよね。
もっともシンプルなのは、ドメイン.com/postname/ なんですが、カテゴリーが間に入ることで、その記事のURLを見ただけでより詳しく何が書かれているのかわかります。
例1 )https://rireru.com/wordpress-setting/
例2 )https://rireru.com/blog-tips/wordpress-setting/
例2のほうがカテゴリーが加わったことで、WordPressの設定+のヒントやコツが書かれていることがわかるようになりました。
これが、/%category%/%postname%/を設定した方が良い理由です。
番外編「postname」の文字列の書き方
これまたGoogle先生は以下のように述べています。
URL では区切り記号を使うと効果的です。また、URL にはアンダースコア (_) ではなくハイフン (-) を使用することをおすすめします。
Google検索セントラルより
先程の例で解説します。
例1 )https://rireru.com/blog-tips/wordpresssetting/
例2 )https://rireru.com/blog-tips/wordpress-setting/
例1 )はwordpressとsettingをくっつけたんですが、これだとパッと見ただけでは意味がわかりませんよね。
今回のように2つ以上の単語でパーマリンクを決めたいときは、続けるのではなくハイフンでつなぎましょう。
面倒くさがりなアナタへ
毎回記事を書き終わったあとに、文字列を決めるのは面倒だ!という方も中にはいらっしゃるかと思います。
私もメインブログでは「postname」で文字列を決めてますが、さすがに1000記事以上書いていると、もう何がなんだかわからなくなってくるんですよ。
で、さすがに趣味ブログでそんなに頑張りたくない(汗)と思いまして、この RIRERU BLOG では「post_id」タグを使っています。
ただ番号が振られるだけなんですが、URL自体は短いですし、カテゴリーでおおよそ内容がわかることから、これにしてます。
とにかく面倒だ!って人のみ参考にどうぞ。
07 設定 > プライバシー

2018年から必須化されたプライバシーポリシーのページ。
GoogleアナリティクスやAdSenseなどを利用している方はもちろん、問い合わせページを作っている方なんかも、作っておかないといけないページなんですよ。
この項目では、固定ページで作ったプライバシーポリシーとWordPressを紐付ける作業を行います。

プルダウンメニューに固定ページの一覧が表示されますので、ここからプライバシーポリシーが書かれたページを指定するだけ。
最近のWordPressは雛形がドラフト保存状態で入ってますので、それを加工して使うと良いですよ。
プライバシーポリシーのページは必須です。
度々で申し訳ありませんが、Google先生は以下のように述べています。
Google アナリティクスを使用していること、および Google アナリティクスでデータが収集、処理される仕組みについても開示する必要があります。こうした情報を開示するには、「ユーザーが Google パートナーのサイトやアプリを使用する際の Google によるデータ使用」のページ(www.google.com/intl/ja/policies/privacy/partners/ または Google が随時提供するその他の URL)へのリンクを⽬立つように表示します。
Googleアナリティクス利用規約
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Google AdSense 必須コンテンツ
たくさん記事を書いているのにAdSenseに落ちてしまう人は、こういったサイトの基本ページが抜けている可能性も。
必須って言われてもなんて書けばいいかわからん!って方は雛形を用意しましたので、参考にしてみてください。
いかがでしたでしょうか?これ1つ1つ書いていったほうが良いボリュームだったと今更後悔しています。
ブログを始めたばかりの方が全て設定する必要は無いと思ってますが、「一般」「パーマリンク」「プライバシー」の3項目はマストですので、これだけは忘れずに設定するようにしてくださいね。
それでは今日はこの辺で、おやすみなさい。
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